夢から覚める寅さん。
関東鉄道常総線の中妻駅。
待合室は建て替えで木製のベンチもなかった。ちびとらがいるあたりで寅さんが寝ていた。
本編では、寅さんがいた後ろに長岡用品店の看板があり、住所が水海道市と書かれているが、現在は合併して常総市となっている。
茨城県常総市中妻町
2009年5月訪問
女の子が「お兄ちゃ~ん、お母さんが呼んでるよ」と駅の横の広場でサッカーをしている兄に声をかけている。
駅の横はアパートが建って、少年たちがサッカーをしていた広場はない。
こちらは再訪時の写真。
茨城県常総市中妻町
2016年5月訪問
背伸びをしながら駅舎の外へ出てくる寅さん。
駅舎は建て替えられていて当時の雰囲気は全くなかった。
茨城県常総市中妻町
2009年5月訪問
中妻駅、再訪時の写真。
2023年4月
メインタイトルタイトルバック。
常総線がホームに入ってくる。
その前のシーンの流れで中妻駅と思っていたが、実はこのシーンだけ隣の三妻駅でのロケだった。
特集記事「第39作のメインタイトルバックは中妻駅ではなかった! 」
茨城県常総市三坂町
2024年3月訪問
【訂正しました】 上記の三妻駅が正しいロケ地です。(2024.3.20)
メインタイトルタイトルバック。
常総線がホームに入ってくる。
ロケ当時とは異なり、相対式2面2線となっている。
茨城県常総市中妻町
2009年5月訪問
橋を渡る寅さん。
小貝川にかかる常総橋。
こちらは再訪問時の写真。
茨城県常総市箕輪町35付近
2016年5月訪問
橋に書かれている「小貝」の文字。
釣りをする人。
訪問した時、釣りをしている人がいた。
橋を渡る寅さん。
ワゴン車が後ろから来る。
右側のつくばみらい市側から左側の常総市側に寅さんは歩いていく。中妻駅から来たはずだなので逆方向に歩いている。道に迷ったたのか、どこか寄り道をしたのだろうか。
しかもこの後行く場所との方向も逆である。
茨城県常総市箕輪町35付近
2009年5月訪問
ポンシュウが乗った車に乗り込む寅さん。
右側の電柱の道路標識は並びが変わっているが同じだった。
写真を撮っていたら、ポンシュウの車のように橋を渡って車が来てくれた。
シャッターチャンス!
茨城県常総市箕輪町35付近
2009年5月訪問
祭が行われている寺。
道路の突き当りにある通称「板橋のお不動さん」・板橋不動尊。
関東三大不動尊の一つ。
このロケ地は寅友である彰さんの発見により訪れることができた。
つくばみらい市板橋2117付近
2009年5月訪問
焼きまんじゅうの屋台ごしに寺の山門。
不動院楼門。
初訪問時は改修工事で囲われていたが、再訪時には塗装も塗り替えられてた。
つくばみらい市板橋
2016年5月訪問
屋台の風景が次々と映った後、楼門を行き交う人々。
本殿をバックに楼門からドリーショット。
酒盛りをしている寅さん、ポンシュウたち。
初訪問時は、改修工事で撮影できなかった。
ポンシュウがテキヤ仲間を突き飛ばす。
サングラスをかけたテキヤの女性がお客さんが来たと寅さんを呼ぶ。
寅さんがいたのは、ちびとらが座っていたあたり。
ぬいぐるみのバイをする寅さん。
バイの位置は、楼門をくぐって本殿へと続く石畳の右側あたりだと思われる。
寅さんのバックに三重塔の下の部分が映っていること、この次のカットの逆向きのカットでおおよその位置を推測した。
バイをする後ろ姿の寅さん。
寅さんを呼びに来たサングラスをかけた女性は寅さんの向かい側で屋台を出している。
前のカットと本殿への石畳を逆方向から映している。
子どもたちが楼門の脇で綿菓子を食べている。
三重塔。
茨城県つくばみらい市板橋2370−1
2016年5月訪問
秀吉の母親を探しに旅をする寅さんと秀吉。
天王寺駅の交番で足止めを食らい、翌日、電車で和歌山へ向かう。
最初に映る車窓は阪和線の天王寺~美章園間。
天王寺を出たところを車内できちんと撮影している。本編にも映る高架は、近鉄南大阪線。
大阪府大阪市阿倍野区美章園2-6−24
2017年3月訪問
車内で居眠りをする寅さん。持っていた秀吉の母親の写真を落とす。
秀吉が寅さんの腹巻に写真を入れる。
この時に映る車窓は阪和線の鳳~富木間のJR西日本鳳変電所からJRアパート付近。
前の車窓から電車はだいぶ進んでいる。
寅友の寅福さんが発見された。
大阪府高石市取石1-2−6
2017年3月訪問
和歌山ステーションビル。
阪和線の終点、和歌山駅の駅ビル。
現在はミオという駅ビルになっている。
和歌山県和歌山市美園町5-61
2017年3月訪問
和歌山駅から出てくる寅さんと秀吉。
駅ビル・ミオはきれいに整備されているが、出入り口などはロケ当時の雰囲気がある。
ぶら下がっている時計が新しくなっているがあったので、そのポイントで撮影した。
「さあ着いたぞ、和歌山へ」
駅のロータリーを見る寅さんと秀吉。
奥にあるのが本編にも映る近鉄百貨店。
「この町の旅館でお前のおっかさん働いてるんだ」
駅前を眺めながら秀吉に話す寅さん。
正面にある本編に映る泉州銀行が入っているビルは現在も同じ。
泉州池田銀行が入っている。
和歌の浦の俯瞰。
和歌の浦温泉・萬波から風景。
蓬莱岩が映っている。
海岸線は新しい建物が建っている。
和歌山県和歌山市新和歌浦2−10
2017年3月訪問
「隣行ってくるからな」
旅館で尋ね歩く寅さん。
寅さんが出てきたのは看板が映る東邦荘。現在は取り壊されて駐車場。
寅さんがその後訪ねる木村屋旅館が写真右側の建物。こちらの方から東邦荘があったという証言を得た。また、当時の住宅地図でも確認した。
秀吉の横に映る遊歩道路の看板。木村屋旅館には今も同じような看板が掲げられている。
和歌山県和歌山市新和歌浦2-2
2017年3月訪問
木村屋を訪ねていく寅さん。
手前にはトンネル。
和歌の浦の温泉街を通る151号線沿いにある旅館・木村屋。
トンネルは151号線の脇にある方で、現在はあまり使われていないようだ。
和歌山県和歌山市新和歌浦2−2付近
2017年3月訪問
和歌の浦の俯瞰。ロープウェー。
ロープウェーは新和歌浦駅と高津子山駅を結んでいた。1997年に廃止となった。
カメラポイントは高津子山駅があった高津子山展望台。
新和歌浦駅の跡も見える。本編にも映る左側の大きな建物が和歌の浦導入部分の俯瞰のカメラ位置となった萬波。
和歌山県和歌山市西浜
2017年3月訪問
秀吉が海を見下ろす駐車場で車にもたれかかっている。
木村屋旅館とは別の場所に移っている。
和歌の浦の西側・田野地区にあるたなか旅館。
秀吉の向こうに映っている手すりがロケ当時の面影を残している。
ただ、2022年7月現在、駐車場や建物は取り壊されたようだ。
和歌山県和歌山市田野378
2017年3月訪問
「おい!秀吉!」
旅館から出てくる寅さん。
訪問時、たなか旅館は営業していなかった。
このシャッターの向こう側が館内の通路になっていて寅さんが出てくる。
「分かったぞ!お前の母ちゃんな、この先の宇宙回転風呂っていう所にいるんだってさ」
秀吉に説明する寅さん。
寅さんのバックに「たなか専用駐車場」の看板が見えるが、そのまま残っていた。
宇宙回転温泉の看板のある石垣。
宇宙回転温泉は観光旅館・北村荘。
既に営業を終えて取り壊されているが、石垣が残っていた。
北村荘は和歌の浦の西側の雑賀崎漁港に面している。
和歌山県和歌山市田野83付近
2017年3月訪問
北村荘グランドホテルの看板が見える石垣の坂道を上っていく寅さんと秀吉。
建物は壊されているが、石垣が残っているので、ちびとらは寅さん、秀吉が歩いた坂道を歩くことができた。
本編に映る高架は151号線・海岸通りの空中にかかる施設内の渡り廊下のようなものだったのだろうか。
「お母ちゃんのこと良く覚えてねえかもしれねえけど、こっから出てきたら、お母ちゃんって呼ぶんだぞ」
秀吉の汗を拭いてあげ、身なりを整えてあげる寅さん。
北村荘は全て取り壊されてしまっているが、寅さんと秀吉が歩いてきた坂道のカーブは雑草の中でも確認できた。
右側の建物は、観光旅館・魚又楼だった跡。
秀吉が北村荘の入口の前で立っている。
石垣の上に北村荘は立っていた。
ちびとらが立っている突き出ていた展望デッキのような場所はなくなっている。
北村荘が建っていたこと場所だという雰囲気は残っている。
秀吉が港の風景を眺めている。
北村荘跡からの雑賀崎漁港の俯瞰。
秀吉が北村荘の下にあるホテルを見ている。
タクシーがホテルに到着する。
秀吉が見ていたホテルは、現在も営業している観潮。
秀吉がぼんやりとホテルを眺めているところへホテルで話を聞いた寅さんが戻ってくる。
秀吉が見ていたのは観潮の入口のある棟の左側の棟。
実際には屋根の真上に近いアングルだが、秀吉がいたデッキがなくなっているので、同じアングルで撮影できなかった。
「秀吉。お前の母ちゃんな、とっくにどっか行っちゃたんだってよ」
「お客同士のもめ事があってな、それで居づらくなったらしいよ。しょうがねえよ。お前の母ちゃん美人だからな」
秀吉に説明する寅さん。
「花の吉野かね?」
「今からだったら日のあるうちに着くな」
ホテルの従業員がおふでさんから年賀状が届いていたいて居場所が分かったことを教えてくれ、食いかけの煎餅をお礼に渡す寅さん。
本編一番左側の建物・太公望や島精機製作所研修センターなどの目立つ建物がロケ当時のままに見える。
坂道を下りていく寅さんと秀吉。
北村荘はなくなっているが、本編に映る右側の魚又楼の建物は残っている。
このロケ地は建物がなくなったり、雑草が生えているが、寅さんと秀吉がふでを探し歩いたことであることがしっかりと確認できた。
吉野。
鉄橋を走る電車。
吉野川にかかる近鉄吉野線の吉野川橋梁。
吉野大橋からの撮影。
本編でも煙が立っている鉄橋の右側の製材所もロケ当時のように煙を上げていた。
奈良県吉野郡大淀町増口525付近
2014年4月訪問
鉄橋と街並みの俯瞰。
鉄橋は道路橋なので前のカットの橋ではなく、吉野川にかかる桜橋。吉野川橋梁の一つ東側。
カメラピンポイント位置は本善寺。
手前の古い町並みなどがロケ当時と同じように撮影できた。
奈良県吉野郡吉野町飯貝567
2014年4月訪問
商店街。
下市口駅から広がる商店街。本編には下渕商店会の文字が見える。
本編に看板が映る西中商会や塗田理容所がある。
その前の風景描写2カットからはだいぶ離れている場所。
奈良県吉野郡大淀町下渕153−5
2014年4月訪問
化粧品店。
隆子がお客さんに説明をしている。
久保ビューティはブティックになっており、ロケ当時、左隣にあったスポーツ用品店の方も久保ビューティの店舗が広がり、そちらで薬や化粧品を取り扱っている。
隆子が運転する車が走ってくる。
隆子は下市口駅そばの商店街にある久保ビューティでの仕事を終えて、169号線を走ってきた。
風景描写で登場した桜橋の北詰で撮影。
奈良県吉野郡吉野町上市73−2
2014年4月訪問
カメラがパンすると車は橋を渡って行く。
今では桜橋の看板も立っている。
橋の奥にあるのが吉野の山。
隆子はこの後宿泊する宿まで遠回りしている。
隆子の車が坂を上がってきて、吉野葛を扱っている土産物店の前を通る。
土産物店は歌藤御芳堂。
吉野本葛を取り扱っていた。
奈良県吉野町吉野山2590
2014年4月訪問
隆子の車が吉野人形の店、鳥居の前を通って坂道を上がっていく。
吉野人形の店は太田桜花堂だったが営業をやめて違う店になっていた。
鳥居は、金峯山寺発心門。
隆子の車が走っていった方角に金峯山寺がある。
隆子の車が旅館・翠山荘に到着する。
カメラ位置は勝手神社。
翠山荘は、つくだにの店・大和本舗になっていた。建物の外観は翠山荘のまま。
隣の宝の家、その奥の戎館もロケ当時のまま。
奈良県吉野郡吉野町吉野山2354
2014年4月訪問
隆子がジュースを買いに翠山荘から出てくる。
手前の店の前に自動販売機があった。
隆子が自動販売機でジュースを買う。
自動販売機はアサヒビール。
買ったジュースはバヤリースオレンジ。
グーグルストリートビューで確認すると、かつてこの場所にあった辻村芳栄堂の前にはアサヒの自動販売機があったようだ。
金峯山寺蔵王堂。
左側の屋根は神楽殿。
蔵王堂は、高さ約34メートル。
檜皮葺きで東大寺大仏殿に次ぐ木造大建築。
蔵王権現像3体がまつられ、本尊は高さ7メートルにも及ぶ。
奈良県吉野郡吉野町吉野山2498
2014年4月訪問
金峯山寺仁王門の前の寅さん。
仁王門は残念ながら改修工事中だった。
伊勢志摩の俯瞰。
現在の賢島宝生苑より撮影。
全室オーシャンビューのホテルにちびとらも宿泊させていただき、本編アングルでの撮影をすることができた。
宿泊時はホテルのスタッフの方々に大変親切にしていただきました。ありがとうございます。
三重県志摩市阿児町神明718−3
2013年12月訪問