夢から覚める寅さん。
対馬の和多津美神社。
寅さんは四之鳥居脇の手水舎の前で昼寝をしていた。
訪問した際には誰もいない静かな神社で、水中に鳥居があり幻想的な雰囲気だった。
長崎県対馬市豊玉町仁位55
2016年7月訪問
亀で遊んでいる子どもを叱る寅さん。
亀を子どもから買い取る。
この和多津美神社は竜宮伝説が残されている神社。寅さんの夢と関わりが深い。
「あたた!噛みつきやがった!」
亀を逃がそうとして噛まれてしまう寅さん。
ちびとらが寅さんの真似をしている所には新しく鳥居ができていた。
この神社が対馬にあること、どこなのか、本編上は分からないようになっているが…。
瀬戸内海で連絡船に乗っている寅さん。
港の俯瞰。
豊島の豊浜港。
木々が成長し、方角も含めて、ここまでの撮影が限界だった。
本編画面上の下の方にループ線が映っている。
室原神社も目印で写真の右側にある。
こちらの写真は海と港が見えやすいのでアップしたが、方角的にはもっと左方向が正しい。
港に特徴的な白と緑色の建物があるが、本編の右端の方に映っている建物でロケ当時は緑色ではなく赤茶色だった。
バイをする寅さんのロングショット。
大崎下島の東岸、豊町大長の港。
寅さんが船で着いた豊島の一つ東側の島。
護岸の階段や寅さんの背後にある船の乗下船に使用する桟橋などロケ当時のままだった。
左側の大きな白い蔵風の建物もそのまま。
広島県呉市豊町大長5905
2017年4月訪問
バイをする寅さん。
寅さんがバイをしていたのはこの電柱の左側。電柱と駐車中の車とを紐で結んで、アッパッパを吊り下げていた。
訪問時、左側に本編と同じような白い軽トラが停まっていた。
広島県呉市豊町大長5905付近
2011年6月訪問
「引きづるなよ」
商品をぶら下げていた紐を引っかけていた白い車が発車するので手で持つ寅さん。
お客さんに手伝わせる。
ガソリンスタンドがロケ当時と同じ位置にあるので看板がある。
こちらは2度目の訪問時の写真。
広島県呉市豊町大長5905付近
2017年4月訪問
瀬戸内海を眺めながらアンパンを食べている寅さん。
豊島・豊浜の墓地の一角。
最初に船が着いた港の近く。
寅さんの横にあったお地蔵さまは祠に納められている。
寅さんが見た海は木々が生い茂り眺めることが困難。長い階段を登っていったところにある。
広島県呉市豊浜町大字豊島
2011年6月訪問
本編には出てこないが、祠に入っていたお地蔵さまを撮影。
寅さんの横にあったお地蔵さまと同じであることを確認した。
上に掲載した本編と同アングルで撮影した写真を見ていただくと分かるが、ロケ当時は土の道だったこのあたりは囲いもできて舗装されている。
お地蔵様の前に座っている寅さん。
女性(ふみ)が通りかかって挨拶する。
ブロック塀などロケ当時のまま。
お地蔵様は祠の完成時に少し移動したのかもしれない。
こちらは再訪時の写真
広島県呉市豊浜町大字豊島
2017年4月訪問
寅さんと挨拶した女性(ふみ)が墓地の坂道を上がっていく。
お地蔵様のすぐ脇で、墓地の最上部への坂道。
ロケ当時は土の道だったが、現在は舗装されている。
女性(ふみ)を気にして慌てる寅さん。
坂道の方からお地蔵様を映している。
ここからも木々で港や海の景色が見えない。
女性(ふみ)が墓参りをしている。
墓参りしていたのは真ん中の大きなお墓ではなく、その右側の少し小さいお墓。
大きなお墓は新しい。
木々の成長で海が見えづらくなっている。ロケ後の1992年に完成した少しだけ見えている豊浜大橋方向を映している。
豊浜大橋の向こう側に見えているのが寅さんがバイをしていた大崎下島だ。
「お身内の方ですか?」
女性(ふみ)がお墓に水と花をあげているとこに声をかける寅さん。
「旅の者ですが、通りすがったのも何かのご縁。お線香の一本もあげさせていただけますか」
墓まで女性(ふみ)を追いかけてきて線香をあげたいと申し出る寅さん。
寅さんの右側に映っていた黒い大きなお墓などがある。
「こんなお美しいおかみさんを残して、先立たれたご主人は、さぞかしお心残りだったでしょうね。お気の毒です」
寅さんの話に女性(ふみ)が笑って、主人はいないこと、墓はおばあちゃんのものだと話す。
真ん中の大きな墓の左が女性(ふみ)のおばあちゃんのお墓。
「おばあちゃん。南無阿弥陀仏」
おばあちゃんのお墓に念仏を唱える寅さん。
瀬戸内海。
見えている島は三角島。
その奥に見えているのは、大崎上島。
本州・呉市からは、この豊島と寅さんがバイをしていた大崎下島は橋がつながっているので車で回ることができる。
ここで映る大崎上島は橋がつながっていない。
ふみが寅さんに身の上話をしながら歩く道。
子どもたちが右側の空き地で野球をしている。
室原神社の目の前の道。
2人は向こう側から手前に歩いてくる。
道にあった切り株はなくなっていた。
右側の高架は豊島の冒頭の俯瞰カットで少しだけ映ったループ道。
広島県呉市豊浜町2263-2付近
2011年6月訪問
「年寄りにとっちゃ、自分の生まれ育ったところが一番良いんだろうからな」
ふみがおばあちゃんを大阪に呼び寄せようとしたが、この島を離れるのをいやだったという話をしている。
こちらは初回の訪問時、天候が悪かったので再訪した時の写真。
広島県呉市豊浜町2263-2付近
2017年4月訪問
神社の階段を鳥居の方に下りてくる寅さんとふみ。
室原神社の鳥居。
2人が下りてくるのは室原神社の階段で前のカットから歩いていた方向に進むとここに出る。
神社の鳥居を民家が立ち並ぶ細い路地の方から撮影している。
広島県呉市豊浜町大字2263-2
2011年6月訪問
「大阪で何やってるんだ?」
「工場勤めだろ?」
「じゃOLだ?」
ふみに仕事を聞く寅さん。
寅さんとふみが歩いた路地はこの前の室原神社の鳥居からそのまま真っすぐ進んだところ。
ただ2人は少し遠回りしてこの路地の右側から出てくる。
広島県呉市豊浜町大字豊島甲3746付近
2017年4月訪問
連絡船に乗って豊島を離れる寅さん。
桟橋で見送る浜田ふみ。
豊浜港。
船からの撮影ができないのでアングルを変えている。
既に紹介したが大崎下島とを結ぶ豊浜大橋がある。本州・呉市まで橋がつながったので連絡船は走っていないようだ。
広島県呉市豊浜町大字豊島3526
2017年4月訪問
寅さんを乗せた連絡船が瀬戸内海をいく。
なんとこのカットだけ、大崎上島。
中の鼻灯台付近で撮影。
左の大下島、右の小大下島を映している。
既に紹介したが、大崎上島は橋がつながっていないので、連絡船でいくしかない。
このワンカットのために回るロケ地としては大変だった。
天候が悪く残念だった。
広島県豊田郡大崎上島町沖浦1900付近
2019年4月訪問
通天閣。
ふぐ料理づぼらや本店。
通天閣南本通りの観光地・繁華街の十字路。
づぼらや本店が同じ場所で営業中。
看板の文字の雰囲気も変わらない。
大阪府大阪市浪速区恵美須東2-5−5
2017年3月訪問
づぼらやのふぐ。
前のカットの十字路から西方向を映している。
マンションや新しいビルが増えて、通天閣一帯もロケ当時から変わった。
日吉食堂。
こちらは同じ十字路から東方向を映している。
日吉食堂は串カツ店・横綱になっている。
本編でも正面奥に見えているのは阪神高速。
CLUBおはるがある路地。
蝶が飛んでいる。
通天閣の北側・春日通を入った路地。
こちらはロケ当時の住宅地図を確認して発見した。
物証として、左側奥の2階にある緑と白のストライプの屋根がある。
大阪府大阪市浪速区
恵美須東1-6−17
2017年3月訪問
神社の鳥居。
石切参道商店街。
石切劔箭神社の三之鳥居前。
石切参道商店街がひろがっている。
大阪府東大阪市東石切町1-1−1
2017年3月訪問
門をくぐる参拝客。
石切劔箭神社の絵馬殿。
参道に屋台が並んでいる。
絵馬殿から三之鳥居までの参道。
布のバイをするテキヤ。
その隣でバイをしている寅さん。
この後のシーンで分かるが、絵馬殿の1つ先の灯篭のすぐ横が布のバイの位置。
したがって、写真左側の木の左が布のバイの位置。
寅さんはその右側なので、ちびとらのいるあたりだと思われる。
布のテキヤが「これで1000円!」といってお客さんを引きつけている。
絵馬殿と灯篭の位置関係からこのあたりと思われる。
ふみが芸者のお姉さんたちと運勢占いおみくじを引いている。
ふみが「待ち人いますぐ会える」のくじが出て喜ぶ。
ふみに気づいて見ている寅さん。
社務所(衛士詰所)の前から左横あたりが運勢占いおみくじの屋台があったあたり。
ふみが「お兄さん。いつかの?」と寅さんを見て驚く。
「寅さんやね?確か」。
ふみが「お姉さん!占い当たったわ!うち、この人に会いたい会いたいと思ってたんよ~」と喜ぶ。
参道の奥が三之鳥居、そして本殿。
石切参道商店街のアーチ。
石切劔箭神社の一番最初の三之鳥居と参道商店街のカットでもこのアーチが映っている。
2020年時点のグーグルストリートビューを確認すると、このアーチは無くなったようだ。
ちびとらが訪問したのは2017年。
宇治茶・高橋園。
参道商店街。
三之鳥居から石切参道商店街を進むと左側に高橋園茶舗がある。
本編アングルは俯瞰なので一脚を使って動画を撮影した。
大阪市東大阪市東石切町1-4−17
2017年3月訪問
ケーブルカーが走る俯瞰。
生駒ケーブルと生駒山。
生駒駅前にある鳥居前駅から生駒山上駅を結ぶ日本最初のケーブルカー。
再訪時に、生駒駅前の近鉄百貨店の屋上広場で一脚を使って動画撮影した。
奈良県生駒市
2018年3月訪問
ケーブルカーの駅。
終点ではなく、途中の宝山寺駅のホーム。
生駒駅付近の中心街方向を映している。
奈良県生駒市門前町8−8
2017年3月訪問
宝山寺駅から出てくる寅さんとふみ。
寅さんとふみは生駒ケーブルに乗り、途中の宝山寺駅で下車した。
宝山寺駅前の左側の土産店は無くなっていた。
右側に立っている天満屋と古賀の看板の文字が左右逆になっていた。
天満屋の前を歩く寅さんとふみ。
宝山寺駅前に看板が出ていた天満屋は右側の角。
寅さんとふみは通天閣のあたりからだと小1時間かけてやって来た。
通天閣からだと、寅さんとふみが再会した石切劔箭神社よりさらに遠い。
奈良県生駒市門前町11
2017年3月訪問
「景色の良い所で弁当でも食おうよ。もうくたびれちゃったよ」
カメラがパンして寅さんとふみの歩きを追う。
寅さんが「これ登るのか?」といっていた階段を進むと宝山寺。
左側の薬局は無くなっていた。
「俺の故郷にだってこういう寺あるよ。帝釈天。これより小さいけどな」
参道の階段を上がってくる寅さんとふみ。
この前のカットを道順なりに階段を上がっていくとこの場所に出る。
下の方の青い屋根の三徳、その左側の屋根などロケ当時のまま。
奈良県生駒市門前町16−1
2017年3月訪問
「その参道にさ。店がずーっと並んでて、団子屋があるんだよ。その中の一番古い団子屋が俺のうち」
「あれは奈良時代かな。そこに古びた夫婦がいるんだけど、あの2人も奈良時代からいるんじゃないかな、きっと」
仲良く話しながら歩いている寅さんとふみ。
このあたりは石に刻まれた文字がロケ当時のままなので探しやすい。
「すいません、奥さん」とふみが観光客に声をかけられ、シャッターを押してもらえないかと頼まれる。
ふみがシャッターを押している。
本編では映っていないが、階段の一番上は宝山寺の大鳥居。
山門と参拝客。
階段を登りきったところにある宝山寺中門。
奈良県生駒市門前町1
2017年3月訪問
生駒山寶山寺鳥居。
宝山寺の境内。
境内の俯瞰。
文殊堂の脇からさらに登っていったところで撮影。
この前に映っていた中門や鳥居が見える。
絵馬が並んでいる。
その前で絵馬に願い事を書く寅さんとふみ。
中門の横にある絵馬堂。
絵馬堂には納札箱ができていたので、少しずらして撮影した。
「弟がいたの?」
「一人きりになったって言ってたじゃないか」
ふみが書いた願い事を見て聞く寅さん。
宝山寺からの風景。鐘の音。
中門の外側・出てすぐのあたりで撮影。
映っているのは和光殿のようだ。
残念ながら木々が成長しているので、本編アングルからずらして撮影した。
「弟は忘れやしないよ。よーく覚えてるよ。毎晩抱いてくれた姉ちゃんのことをさ」
「会ってやれよ。こんな広い世の中にたった2人きりの兄弟じゃないか」
ふみの手料理を食べながら、ふみに弟と会うよう諭す寅さん。
現在の楽食・宝山。
窓際に座る2人のバックに見えていた右側の屋根は写真右側の建物。
奈良県生駒市門前町10−6
2017年3月訪問
上の写真だが、残念ながら楽食・宝山は訪問時開いていなかったため、店の裏手から撮影したもの。
右の写真は再訪時、1年後の2018年3月の外観の写真。この時も店は閉まっていた。
寅さんとふみが食事したテーブルにいつか座って写真を撮りたいと思っている。
奈良県生駒市門前町10-6
2018年3月訪問
「俺、いっしょに行ってやるよ」
「思い立ったらすぐ行こう」
ふみの弟に会いに行くことになってからの車窓。
阪神高速1号環状線の西船場ジャンクション。南側から神戸方向へ曲がる。
大阪府大阪市西区阿波座1
2017年3月訪問
カーブし終えると左側に三菱銀行がある。
現在も三菱東京UFJ銀行の看板がある。
動画を撮影し画像にした。
寅さんとふみは生駒駅から近鉄で大阪難波駅まで行きタクシーに乗ったのか、それとも生駒からタクシーで来たのか?
車窓。大阪城。
阪神高速13号東大阪線。
車は森之宮から西方向へ走っている。
このまま走ると西船場ジャンクションに再び行ってしまう…。
こちらも動画からの画像。
大阪府大阪市中央区法円坂1
2017年3月訪問
煙突のある川沿いの工場地帯と鉄橋。
安治川にかかる大阪環状線の鉄橋。
堤防に書かれた白い線、その右側の削れた部分はロケ当時のものだろうか…。
大阪府大阪市港区波除6-1
2017年3月訪問
個人タクシーが大阪環状線の鉄橋近くに停車する。
運転手が車から降りて、道を聞きに行く。
ふみが車から降りる。
「この辺らしいな」
タクシーから降りて、ふみに声をかける寅さん。
「俺だってうちに帰れば、寅とか寅ちゃんって言われてるんだから」
ふみが弟をなんて呼ぶかと不安がっているのをみて話す寅さん。
タクシーの運転手が「ねき(この近く)ですわ」といい、タクシーで移動する。
大阪環状線の鉄橋をくぐって、川沿いの道。
この車窓では、工場で働く人たちが寅さんとふみが乗ったタクシーを見ている。
道を尋ねたからかタクシーが通るのが珍しいからか…。(ロケの様子を見ているのだった!)
ちびとらが立っている駐車場になっている所が窓から顔を出している人がいた建物の場所。
その1つ奥は、何人もの人が立って見ていた建物で大阪旭海運。
大阪府大阪市港区波除6-2-33
2017年3月訪問
タクシーの運転手が「ここですわ、あの大きい倉庫。山下運輸や」と説明する。
山下運輸は正面奥に見える安治川を渡る43号線の高架道路に近い場所なので、運転手は結構手前で言っている。
山下運輸のトラックが走る。
タクシーが倉庫の前に停まる。
倉庫前で撮影していた所、現在ここにある会社(有)領家運送の方がいらして、ロケのことを聞いてみた。
ロケがあったことはご存知で、撮影させていたいた。
大阪府大阪市港区波除6-2−22
2017年3月訪問
「社長さん!」
トイレから出てきた運転主任に声をかける寅さん。
領家運送(本編では山下運輸)は、手洗い場やドアなどロケ当時のままだった。
御手洗の張り紙はしてあったが、本当にトイレなのかは不明。
ちびとらはチャックを閉めるまねをしているだけでトイレに入ったわけではありません。
「じゃあ、課長さん?」
「社長違いまっせ」と否定されて、課長さんかと聞く寅さん。
安治川の堤防の反対岸の建物は、建て替わって現在はホームセンターなどになっていた。
「こちらの会社に水上英男という男はおりませんでしょうか?」
ハンカチを口にくわえて手を洗っている運転主任にふみの弟のことを聞く寅さん。
許可をいただき、運転主任と同じようにハンカチをくわえて撮影した。
運転主任が水上英男とふみの関係について聞き、寅さんとふみを中へと案内する。
手洗い場はそのままだったが、倉庫左側の階段などはなくなり、整備されていた。
ふみがタクシーに待っているように伝えて、運転主任の案内で山下運輸の事務所へ向かう寅さんとふみ。
隣の倉庫は右側にあった事務所への階段が無くなっていた。
運転主任の案内で山下運輸の事務所に入る寅さんとふみ。
上の写真で紹介したように階段がなくなっているので、2階からの撮影はできなかった。
地上から同方向を撮影してみた。
工場の煙突。ダンプカーが走る。
英男のアパートがあったのは、山下運輸から安治川を挟んで北側、春日出橋のたもと。
大阪府大阪市此花区春日出南1-2-75
2017年3月訪問