夢から覚め日下部医院から出てくる寅さん。
大山阿夫利神社へと向かう道沿いに流れる鈴川にかかる新玉橋のたもと。
赤く塗り変わったのが新玉橋。
日下部医院だった建物は造りがロケ当時のままだった。
神奈川県伊勢原市大山1137付近
2013年8月訪問
祭の風景。
アロヨ海岸の虎杖浜にある虎杖浜神社。
ピンポイントカメラ位置は、現在の海の別邸ふる川の場所にロケ当時に立っていた建物。
少しずらして撮影した。
北海道白老町虎杖浜
2015年8月訪問
祭の風景。
神社への階段を上がる人たち。
階段上でバイをしている寅さん。
満男の作文のことをきっかけにひと騒動。柴又を飛び出して旅に出た寅さんは、遠く北海道を旅していた。
訪問時は、神社を覆う草木が生い茂って階段が見えづらかった。
「北海道の皆さん、開拓時代のご苦労察し申し上げます」
ネクタイのバイをする寅さん。
虎杖浜神社の敷地には木々が増えて、眼下の街並みが見えづらくなっていた。
よく見ると、ロケ当時と同じ建物も残っていた。
一台の車が沼の脇を走っていて停車する。
沼のほとりで座っている寅さん。
登別の大湯沼。
寅さんは虎杖浜から北へ向かい、旅を続けていた。大湯沼は沼底に硫黄泉が噴出している。
俯瞰目のカメラピンポイント位置と思われる場所には、残念ながら訪問時、入って行くことができないようになっていた。
北海道登別市登別温泉町
2015年8月訪問
「あんたまだ嫁入り前だろう」
「若い娘がな、旅のゆきずりの男をそんな気安く誘っちゃいけないよ」
寅さんがいた沼のほとりは立入禁止になっていたので、道路から撮影した。
「おじさん変わってるのね」と言って車が走り去っていく。
手を振って見送る寅さん。
湖岸で休んでいる寅さん。
そこへ車がガス欠したひとみを乗せた車が通りかかる。
支笏湖湖畔西岸の美笛の船着場跡あたり。
寅さんのバックに映る小屋が残っていた。
北海道千歳市美笛 支笏湖
2015年8月訪問
湖畔に座っている寅さん。
バックに見える山は恵庭岳。
ピンポイントカメラ位置はもっと後ろに下がった所だが、これ以上は行くことができなかった。
角度は大体同じ。
ガス欠のひとみを助けるふりをした若旦那が事件を起こす。
「どうしたい!2枚目!」
若旦那が寅さんに襲い掛かる。
ひとみを守ろうとする寅さん。
「ねえちゃんはうちはどこだ?」
「俺も東京だよ。葛飾柴又」
恵庭岳を眺める支笏湖の風景。
観光船に乗って撮影した。
支笏湖、船乗り場。
支笏湖温泉街の一角。
遠くに見えるのは風不死岳。
寅さんとひとみは、支笏湖の西岸から船を使って東岸に渡った。
北海道千歳市支笏湖温泉
2015年8月訪問
宴席の音が聞こえる旅館。
若旦那が営むのがこの旅館で、寅さんとひとみが投宿のため訪れて部屋を取ってもらう。
現在の支笏湖温泉レイクヴィラ翠明閣。
翌朝。
若旦那が宿泊客を見送ったところへ歩いてくる寅さん。
右側が翠明閣。
「気分良いからね。2、3日ゆっくり滞在していこうと思って」
「迷惑かけてんじゃない?」
ひとみが一足先に発ったことを若旦那から聞いた寅さん。
若旦那にどうするか聞かれて、前日のことを触れると1週間でも10日でも滞在できるようになる。
翠明閣の玄関の前。
瞳が「結婚か…」とつぶやきながら運転していた直後、結婚式の音楽が流れる。
ホテル・ニューオータニ。
ご存知のように、ここは10年前(第1作)にさくらがお見合いをしたホテル。
東京都千代田区紀尾井町4−1
2014年5月訪問
仲人の俺としちゃ、心配で夜も眠れねえ。
あの娘をくれぐれもよろしく頼む。
寅次郎 拝
寅さんの手紙のナレーション。
湖の桟橋を旅する寅さん。
支笏湖畔のモラップキャンプ場。
寅さんは再び支笏湖へやって来ていた。
北海道千歳市モラップ番外地
2017年8月訪問
「よお、おい」
若旦那がアケミと揉めて張り手をされている。
それを見ていて若旦那に声をかける寅さん。
この桟橋は支笏湖畔のモラップキャンプ場。
翠明閣のある観光船乗場や寅さんが最初に佇んでいた美笛ではない。
「ああそうか、お前の旅館このあたりだな」
「よし。今晩お前のところにする」
また見られてしまいバツの悪い若旦那に対し、目撃したことをネタにその日の宿の世話を頼む寅さん。
寅さんのバックに支笏湖ボートハウスが映っており、建て替わっているものの現在も建っている。
「断る?警察はどこかな?」
「そうか、今晩はお前のとこでゆっくり色ざんげでも聞くか」
「迷惑かけてんじゃない?」
ラストシーン。終。
恵庭岳をバックに支笏湖。
左側の木が成長して恵庭岳が見えづらくなっていたので、少しだけずらして撮影した。
本編はなんとも懐かしい観光地の風景だが、現在は整備されてリゾート感があった。