「これから九州行くところよ」
山口県から柴又に電話をかける寅さん。
神奈川県相模線の寒川駅。
なぜ山口県ではないのか?寅さんが勘違いしていたと思うしかない…。
ちびとらが見ている方向の草むらのあたりに売店があった。
神奈川県高座郡寒川町岡田1
2021年11月訪問
「さくら、あんちゃんな」
電話が切れてしまい寂しげな寅さん。
寅さんの背後で駅に入っていく人影がある。
駅の位置や駅舎の造りなどは変わっていると思われる。
暗い夜のシーンなので、どこにいるのか分からない。このシーンのためだけに山口県ロケをするのは大変なので、大船撮影所に近い神奈川県
で撮影したのだろう。
長崎港、長崎市街地の俯瞰。
長崎のテロップ。
※こちらの写真はロケ地ピンポイントから誤差数メートルから数十メートルの可能性があることをご了承ください。
40年以上の経過で長崎の街は大きく変わったことが分かる。
長崎県長崎市西坂町20付近
2016年8月訪問
長崎港に立つ寅さん。
長崎港ターミナルのそばの大波止。
長崎港開港400年の記念碑が寅さんの横に映るが現在はなくなっている。橋や護岸の工事で当時からだいぶ変わっているが、対岸の堤防、階段はそのままだ。寅さんが横顔の時にバックに映るのが臨港鉄道。
長崎県長崎市元船町17付近
2016年8月訪問
「あんたも長崎のひとかい」
「どこまで行くんだい」
赤ん坊を背負った母親に声をかける寅さん。
母親の後ろに船乗り場が映るが現在は長崎港の遊覧船の発着場となり、位置が少し動いている。
大波止ビルの位置関係でおおよその高羽アングルを推察した。
牛が船に吊り上げられる。
福江島の福江港。
五島牛を本州へ運ぶのだろう。
後ろに見える福江地方合同庁舎が目印でロケ当時とほぼそのままに建っている。
長崎県五島市東浜町2-1付近
2016年8月訪問
牛が船に乗せられる。
ロケ当時は、庁舎の左側に建物があったが、現在はなくなっている。
また、港は埋め立て工事で拡張されている。
長崎県五島市東浜町2-1付近
2016年8月訪問
港につながれている牛。
対岸の石垣は史跡・常灯鼻。
第30代藩主である五島盛成公が福江城を築く際の防波堤と灯台の役割を果たしたという。
長崎県五島市東浜町1-8-3付近
2016年8月訪問
食事を終えて店から出てくる寅さんたち。
「先に行ってくれ」と寅さんがテキヤ仲間に声をかける。
寅さんたちが食事をしたのは港前にある宝来軒。
電柱はあるが「ちゃんここ」の看板はない。
この直前に出てきた常灯鼻のロケ地が右側に見える。
長崎県五島市東浜町1-9-15
2016年8月訪問
「また考えてんのか」
「まったくどうしようもねえな」
故郷に戻ることを躊躇う絹代に声をかける寅さん。
宝来軒の右隣の大衆食堂つよしは、別の店になっている。
長崎県五島市東浜町1-9-15
2016年8月訪問
絹代の故郷である福江島の玉之浦に向かう連絡船からの風景。
3年ぶりの帰郷に感極まった絹代、
「ふるさと」を歌う寅さん。
この名シーンのロケが行われた海、そこからの玉之浦の風景をどうしても海上から撮影したくて7年ぶりに福江島を再訪した。
長崎県五島市玉之浦町玉之浦
2016年8月訪問
玉之浦の俯瞰。
寅さんと絹代を乗せた連絡船が玉之浦港に着く。
玉之浦の集落のはずれにある金毘羅神社への道の途中から撮影。
青い桟橋の付近が本編でも船が着くあたり。
写真は特に上下はひいたサイズになっているが、画像中央付近の3つの屋根が連なっている家、中村旅館は本編で一番下に映っている。
長崎県五島市玉之浦町玉之浦583付近
2016年8月訪問
寅さんと絹代が玉之浦港に到着して歩く。
7年前に最初に訪問した時は玉之浦漁協を頼りに港の位置を勘違いしてしまった。
実は漁協はロケ当時から移転していたのだ。
現在の玉之浦郵便局の場所にロケ当時は漁協があった。
長崎県五島市玉之浦町玉之浦638-2付近
2016年8月訪問
寅さんが通り過ぎた玉之浦漁協。
現在では玉之浦郵便局となっている。
漁協は海岸線を東にいった場所に移転した。
長崎県五島市玉之浦町玉之浦638-2
2016年8月訪問
絹代の実家。
寅さんが海岸に干してあるいかを見ている。
海を漁船がいく。
海岸線の中村旅館。(営業していなかった)
諸事情により若干、高羽アングルのピンポイントとずらして撮影。
長崎県五島市玉之浦町玉之浦632付近
2016年8月訪問
絹代と父親の話し合いの間、気をきかせて寅さんがやってくる教会。
寅さんが教会の入り口にもたれかかり開けてしまう。神父さんがでてきたので祈る。
玉之浦教会。中村旅館のすぐそば。
こちらは最初の訪問時の写真。
2016年に再訪した際に高羽アングルで再撮。
長崎県五島市玉之浦町玉之浦622-1
2009年8月訪問
寅さんが海岸線で海を眺めている。
玉之浦のかなり北にある海岸。
中村旅館から教会、そして海岸とこの一連のシーンは寅さんが歩いた通り、道に沿って進めばロケ地に行くことができる。
ただ、歩くにはかなり距離はあり、蛭子神社のさらに奥へと進んだところにある。
長崎県五島市玉之浦町玉之浦189付近
2016年8月訪問
「結構毛だらけ猫灰だらけ…」
寅さんの威勢の良い啖呵バイの声がする。
カメラは本堂からパンして寅さんを映す。
その本堂の左側には高層マンションが建った。
成田山の分院として横浜桜木町の野毛山に開創された成田山横浜分院。
横浜市西区宮崎町30
2009年10月訪問
寅さんの啖呵バイを聞いている人、録音している人がいる。
この階段の下でバイのシーンのロケが行われた。
みなとみらいなどで知られる桜木町。
この寺は階段を上がるので、本編同様に住宅などを見下ろせる。
賑やかな街にあるのが信じられないほど静かなところ。
口上を録音させてあげて、ご祝儀を受け取る寅さん。
バックには家が並んでいる。
大規模改修工事が行われ、寅さんがバイをしていた前にあった階段はなくなった。
こちらは再訪時の写真だが、ちびとらが立っているのは本堂の前。ここから寅さんがいた所まで階段で降りられたのだが無くなっている。
2016年1月訪問
「遠慮はいらない。あきらめな。すぱっと一言そう言ってやったらいいんだ、そのバカに」
「俺これから行って話してきますよ」
夕子にそう言い残して「スケベ医者」が開業する山下医院にやって来た寅さん。
「スケベ医者」の山下医院はとらやの往診に歩いてきているので柴又にあると思いきや大船そばにあった…。
こちらは3度目の訪問時の写真。
神奈川県鎌倉市岡本2-10付近
2021年12月訪問
初詣をして神社の鳥居をくぐる着物姿の親子。
玉之浦を見渡すことができる金比羅神社への階段の途中にある鳥居。
ロケ当時に比べ木々が生い茂り、見晴らしが悪くなっていた。
長崎県五島市玉之浦町玉之浦583付近
2016年8月訪問
寅さんが絹代の父親に宛てた年賀状の後に出てくる橋。
猪鼻湖と浜名湖の境にかかる瀬戸橋。
本編ではもっと俯瞰するアングルだが、残念ながら撮影できなかった。
静岡県湖西市北区三ヶ日町下尾奈横山318付近
2014年4月訪問
「ご通行中の皆様、新年明けましておめでとうございます」
橋からパンして猪鼻湖、赤い橋と鳥居。
寅さんの声が聞こえてくる。
猪鼻湖に面した猪鼻湖神社。
本編アングルでの撮影が困難なため、同方向での撮影となった。
「今年も良き年でありますように…」
ラストシーン。威勢の良いバイをする寅さん。
寅さんが幸福の鶴亀のバイをしていたのは猪鼻湖神社の赤い橋のたもと。
風景ではなく寅さんのアップで本編が終わるのが珍しい。それだけ寅さんに勢いがある。
静岡県浜松市北区三ヶ日町大崎
2014年4月訪問
予告編。
福江港ロング。
本編に出てきた建物が対岸に映る。
長崎県五島市栄町7付近
2016年8月訪問
予告編。
寅さんと絹代が城の濠を渡る。
五島藩主の居城跡。石田城(福江城)。
現存する城の裏門である蹴出門に寅さんたちは向かっている。
この一連のシーンは本編でカットされている。
長崎県五島市中央町2-1付近
2016年8月訪問
予告編。
寅さんと絹代が話している。
寅さんは番傘を持っている。
福江港に着いた寅さんと絹代は、宝来軒で食事をした後、この石田城にやって来たのだろうか…。
長崎県五島市中央町2-1付近
2016年8月訪問
予告編。
寅さんと絹代が話している。
蹴出門の向かいの建物はロケ当時のまま。
本編では出てこないシーンとはいえ貴重だ。
長崎県五島市中央町2-1付近
2016年8月訪問