第42作 ロケ地マップ

茨城県 大子町

「おじさんは生まれつき人に親切だ」

満男のナレーション。

川を渡る鉄道。

 

水郡線の常陸大子駅を出てすぐの押川を渡る鉄橋。

この後、車内でひと騒動あって次の袋田駅で降りるのだが、列車が向かう方向やこの場所もつじつまが合っている。

 

久慈郡大子町大子1817

2016年4月訪問

茨城県 袋田駅

メインタイトルバック。

男はつらいよ

ぼくの伯父さん

ディーゼルカーが駅に入ってくる。

 

水郡線の袋田駅。

 

厳冬期に凍結することで知られる袋田の滝への玄関口の駅。駅舎はロケの後に改築された。

 

茨城県久慈郡大子町大字袋田

2013年8月訪問

 

お爺さんともめる寅さん。

仲介に入る駅長さん。

 

席を譲らなかったとはいえトラブルに巻き込まれた形の高校生たちもいっしょに列車から降ろされた。学校に遅刻かな…。

 

 

冒頭の鉄橋のカットで列車は郡山から水戸へ向かっており、ストーリーと方向などのつじつまが合っていたが、袋田駅ではいつの間にか列車が逆方向からホームに入線し、元来た方向・郡山方面に発車している…。

 

駅長さんに駅員室に連れていかれる寅さん、お爺さん、高校生たち。

 

駅舎は改装されて、位置も少し変わっているのだが、現在の駅舎に合わせて撮影した。

 

茨城県久慈市大子町大字袋田

2016年4月訪問

 

駅前に停まるタクシーから運転手が降りる。

 

現在の駅舎の中から本編のように撮影すると、駅舎の位置が変わったことが良く分かる。

タクシー案内所の建物、右側の木の見え方が違う。

 

駅舎は当時に年代に近い航空写真で確認してもこの写真より右側にあったことが分かる。

 

 

駅舎からのタクシーの運転手のカットは、こちらの写真の方が本編アングルに近い。

 

本編のイメージを取るなら現在の駅舎に合わせれば良いが、より本編のアングルにこだわるのなら駅舎がなくなってしまうがこのアングル。

それとも、このように両方撮影するか。

 

全国に多数あるロケ地には、このような場所も多いので…。

 

 

駅長さんが寅さんとお爺さんの仲介をする。

タクシーの運転手が窓からのぞいている。

 

地面のコンクリートの色が違っているので、かつての駅舎は白い部分まであったことが推察できる。

 

電話ボックスは無くなっていた。

 

袋田駅の駅舎。

 

現在の駅舎に合わせて撮影。

 

駅員室では寅さんとお爺さんが手打。

次の列車がホームに入ってくる。

 

朝の通勤、通学時間帯なので、現在の時刻表でも約40分後に次の列車が来ている。

(7時28分→8時05分)

 

この列車は郡山方面なので、全員、元来た方向に戻ってしまう…。

郡山方面の列車が来るのは約1時間後。

手打に約1時間を要したことになる。

 

 

郡山方面に列車が走っていく。

駅長さんが見送る。

 

逆方向の列車に乗った高校生たちは大遅刻となってしまう(だろう…)。

東京都 台東区

 

どぜうの看板。

 

浅草にあるどぜう飯田屋。

奥の看板、きそば・かづやも健在。

 

寅さんは、なぜどぜうの店を選んだのだろうか?若い満男にはどぜうは馴染みにくそうに思える。実はこの場所は、11年前に紅奈々子が踊っていた国際劇場のすぐそばだ。

 

東京都台東区西浅草3丁目3−2

2021年12月訪問

 

女性店員がどぜう鍋を持って階段を上がる。

新しい客が店に入ってくる。

 

階段や店内の構造は少し変わっている。

入口より左側にも店舗が続いているので拡張したようだ。

 

このシーンはロケなのではないかと思った。

 

 

 

2階の座敷席。

左側の奥から2つ目のテーブルについている寅さんと満男。

満男の相談に乗る寅さん。

 

1階の席で昼食を取らせていただいた。

食事が出てくるまでの間に説明して2階に上げていただき、撮影させていただいた。

 

 

神奈川県 横須賀市

 

「旅に出ます」という書置きを残して、旅に出た満男のバイクが海岸線を走る。

 

212号線沿いの野比海岸。

 

満男は柴又を出て、都内を抜けて、三浦半島の先端近くまで寄り道をしている。

寅友・寅福さんが発見したロケ地。

 

神奈川県横須賀市野比3丁目24−11付近

2021年11月訪問

 

満男が朝焼けの野比海岸でたたずむ。

 

神奈川県あたり、てっきり湘南あたりではないかと思いきや、名古屋に行くにはだいぶ寄り道をしていることになる。

ただ早朝だし、名古屋にはどんなことがあっても日の高いうちには着くので、満男は三浦半島でのんびりしている。

愛知県 名古屋市

ナゴヤ球場とその脇を走る東海道新幹線。

 

ナゴヤ球場は、1997年のナゴヤドーム(現・バンテリンドーム)の完成後は中日ドラゴンズ2軍の本拠地・練習場。

ロケ当時は、ナゴヤドーム完成前なので、中日ドラゴンズの本拠地だった。

 

球場の回りのビルもロケ当時のままのものがけっこうある。

 

2014年4月訪問

 

及川家の隣人に泉のことを聞く満男。

 

ナゴヤ球場、東海道新幹線が見えるマンション。

 

満男は柴又を出て、三浦半島経由で翌日、名古屋に着いた。

 

愛知県名古屋市中川区尾頭橋3付近

2014年4月訪問

 

及川家の隣人がゴミを捨てに行く。

 

本編に映るレンガ色のマンションは、写真の左から2番目のマンション。

この近くはだいぶマンションが増えたことが分かる。

 

 

夜の繁華街。時計台。

 

名古屋・錦。

伊勢町通と本重町通の交差点。

 

満男は及川家のマンションの管理人に聞いて、泉の母親の店を訪ねてきたのだろう。

 

愛知県名古屋市中区錦3-14−25

2021年12月訪問

 

M-1 nishikiの看板がある錦の風景。

 

前の時計台のカットと同じ交差点で逆方向を映している。

ロケ当時のままの看板が出ているM-1があり、

右側の赤い看板の居酒屋の入っていた白いビル(第五錦ビル)がある。

 

愛知県名古屋市中区錦3-17−1

2021年12月訪問

 

 

神奈川県 鎌倉市

泉の母親に、泉がいる佐賀県の住所を教えてもらい店から出てくる満男。

 

しかし、名古屋・錦の店から出てきたはずの満男がいるのは、なんと大船!

(朝焼けの三浦半島近くまで戻ったことに…。)

満男は名古屋では昼ロケだけだったのだろう。

 

一瞬映る【●屋第一ビル】【石田歯科クリニック】から新発見した。

 

神奈川県鎌倉市大船1-23−9

2018年9月訪問

大阪府 大阪市

バイクで走る満男。

 

名古屋・錦(ロケは大船)にある泉の母親の店を出た満男がバイクで走り出して、最初に映る風景が大阪の阿波座ジャンクション。

 

ピンポイントとは異なるがこちらで撮影。

本編で目立つホーチキのビルは現在、セブンイレブンになっている。

 

大阪府大阪市西区立売堀3付近

2021年12月訪問

 

バイクの車窓。

 

阪神高速1号環状線。

右側に中之島図書館や大阪市中央公会堂付近が映る。

 

大阪府大阪市北区西天満2付近

2021年12月訪問

 

バイクの車窓。

 

セキスイのビルが現在では他のビルに隠れてしまって見えないので、動画で撮影したものから画像処理した。

 

 

 

高速道路をバイクで走る満男。

 

阪神高速16号大阪港線。

右側に映る船場グランドの文字の入ったビルが映るが、文字は無くなったが紺色の船場グランドビルが現在もある。

 

大阪府大阪市中央区

久太郎町3-4−30付近

2021年12月訪問

バイクの車窓。

 

本編ではJCBの看板のあるレンガ色のビルは現在の協和中之島ビル。

 

車窓の一番最初の大阪市中央公会堂を進んだあたり。

 

大阪府大阪市北区

西天満1-7−4付近

2021年12月訪問

高速道路をバイクで走る満男。

 

阪神高速1号環状線。

 

交通量が多く、トラックの陰になってしまったりしてビル群や物証の建物が良く映せなかった。本当はもう少し後ろの位置(手前)がピンポイント。

いつか再挑戦したい。

 

2021年12月訪問

バイクの車窓。右へのカーブ。

 

阪神高速1号環状線で、一番最初の車窓、その後の協和中之島ビルを進んで右にカーブするあたり。

 

黒いビルは北浜ネクスビルディング。

 

大阪府大阪市中央区

北浜東4−33付近

2021年12月訪問

福岡県 福岡市

トンネルから出てくるバイクの満男。

 

佐賀県と福岡県の県境を貫く三瀬トンネル。

本編でもかろうじて三瀬トンネルと読める。

 

木々が成長し、トンネルが見えないが真ん中あたりの街灯が立っている右がトンネルの出口。

満男は佐賀に入ってからわざわざこのトンネルを抜けて、いったん福岡県へ戻り…。

 

福岡県福岡市早良区飯場

2016年7月訪問

 

トンネルを抜け左折して山道へ入る満男。

 

上の写真で木々に隠れて見えなかった三瀬トンネルの様子。

しかし、満男が入っていった山道は、写真のように通行止めとなり、道路自体の形状が変わって使用されていない。

 

三瀬峠を含めて急カーブ、急こう配を解消するために道路整備が行われ、三瀬トンネル自体もロケの3年前に完成している。

佐賀県 佐賀市

トラックとすれ違う際に転倒してしまう満男。

 

263号線の佐賀県側の11号カーブの手前。

 

満男はいったん佐賀県に入ってから三瀬トンネルを使って福岡県に戻り、その後、急カーブが連続する263号線で三瀬峠を越えて再び佐賀県に入っている。

ツーリングをしたかったのだろうか…。

 

佐賀県佐賀市三瀬村三瀬

2011年8月訪問

 

満男のバイクが11号カーブの標識のあたりに倒れている。

 

佐賀県に入ったのだから大人しく目的地に向かっていれば事故は起こらなかったし、この後の悲劇にも出会わなかったのに…。

 

 

 

黒いバイクがやって来る。

ライダーのおじさんが満男のことを心配してくれる。

 

逆方向に行ったバイクは停まらなかったのに、このおじさんはずいぶんと優しかった…。

 

佐賀県佐賀市三瀬村三瀬

2016年7月訪問

 

事故を起こした満男と助けたおじさんライダーのバイクが停まっている。

 

三瀬トンネル有料道路の入口近くのモクモクハウス。

満男とおじさんが進んでいた方向、佐賀方面に進んだあたり。

 

訪問した際にはあいにく定休日だった。

 

佐賀県佐賀市三瀬村三瀬1625-1

2011年8月訪問

 

おじさんライダーに傷の手当てをしてもらう満男。

カレーをご馳走になる。

 

福神漬けを入れてあげる手つきから既に怪しいおじさん。(笹野さん上手いなぁ)

 

定休日でがっかりしているとオーナーさんが応対してくれ中に入れてくれた。

満男とおじさんが食事をしたのはこの席。

(ありがとうございました。)

 

モクモクハウスに5年後に再訪を果たすことができた。

 

営業していることを確認して、今回は席に付くことができた。

 

2016年7月訪問

 

「それじゃ、いただきます」

おじさんライダーに励まされ、カレーを食べる満男。

 

 

 

おじさんライダーが満男に福神漬をよそってあげる。

 

再訪時は営業していたので、いろいろな角度で撮影させていただいた。

 

おじさんライダーとモクモクハウスから出てくる満男。

おじさんライダーのバイクを見ている若者たち。

 

 

 

出発する満男とおじさんライダー。

この後、バイク店で点検した後、ホテルにチェックインする。

 

右側の建物もロケ当時と変わっていない。

 

(次回はモクモクハウスのカレーライスをいただきたいと思っています。)

 

2011年8月訪問

 

【参考】 モクモクハウスさんの店内

 

ロケの様子の写真が掲示されています。

福岡県 北九州市

 

「あ~、気持ち悪!あ~もう気持ち悪い~」

夜遅く、おじさんライダーに襲われそうになりホテル(佐賀県)を逃げ出した満男。

翌朝、大きな橋を渡る。

 

関門橋。

和布刈第2展望台から撮影した。

 

福岡県北九州市門司区門司3270−9付近

2016年7月訪問

 

関門橋をバイクで渡る満男。

逆方向の車線に下関まで2kmの標識。

 

関門橋を実際に渡り、動画で撮影。

満男は本州・下関側から九州側に渡っている。

 

おじさんライダーに襲われそうになり、気持ち悪さと恐怖のあまり、佐賀県から本州まで夜中じゅう走り続け、朝になって引き返していることに…。

 

関門橋を渡り、九州・佐賀へ向かう満男。

 

関門橋の本州・下関側のすぐの所には赤間神宮、九州側には門司港と寅さんが3年前(第37作)で旅した場所がある。

 

佐賀県 佐賀市

 

祭。

 

佐嘉神社。

 

再訪時の写真。

初訪問時はちびとらが小さく、暑かったため、あまり細かな撮影、取材ができなかった。

 

佐賀県佐賀市松原2-10−43

2016年7月訪問

 

 

 

佐嘉神社の境内で、天衝舞浮立(てんつくみゃあぶりゅう)が披露されている。

 

本編にのぼり旗が映っている「天衝舞浮立」は、佐賀郡・佐賀市に伝承されている。

本編でもしっかりと映るが、三日月形の雲龍を描いた直径1mほどの天衝という大きな前立を額に付け、腰にゴザを下げた踊り手が両手にバチを持って大太鼓を打つ。

 

「キュウシュウ!」

忙しそうに走っているキュウシュウを呼び止めるお面をかぶっている寅さん。

 

佐嘉神社の境内の外で鳥居のすぐ横。

バックに映る建物は縦の部分が青から赤に塗り変わっているがロケ当時のまま。

 

 

キュウシュウが寅さんに気づく。

 

バックに映るのが佐嘉神社の鳥居から堀にかかる橋。

 

関門橋の紹介でも書いた寅さんが第37作で下関から九州・門司へ船で渡る際に、キュウシュウと港で会っている。

 

 

 

「お前といつもつるんでる兄弟分、あいつなっていったっけ?」

キュウシュウに聞く寅さん。

 

バックに映る右側の月世界は取り壊されて、空き地になっていた。

 

左側の建物はロケ当時のまま。

※最新のストリートビューによると、建物は取り壊され、空地になっています。

 

ポンシュウが「目玉のギョロっとした面しれえ男よ」という。

 

バックに見えるアメリカンバーガーの看板の店は右側の細長い建物の一番左のシャッターの所にあった。

 

この後、寅さんとポンシュウが酒を飲み始めた時に道路をバイクで満男が走るのもこの道。

 

 

 

祭で賑わう佐嘉神社の前をバイクで走りすぎる満男。

 

 

 

バイクで走る満男。

 

佐嘉神社の回りには堀のように川が流れている。

 

祭の風景。

 

佐嘉神社の境内側から鳥居、鳥居の外側方向を映している。

 

祭の風景。

 

佐嘉神社の鳥居から真っすぐ続く通り、新馬場通。正面奥を佐嘉神社・鳥居にして映している。

右側の新古賀は現在も営業中。

 

佐賀県佐賀市松原3-3

2016年7月訪問

 

バイクで土手を上がってくる満男。

 

佐嘉神社で寅さんとニアミスした満男がその後、やって来たのは嘉瀬川の河川敷にある臨時駅・バルーンさが駅。

 

佐賀県佐賀市嘉瀬町大字荻野

2016年7月訪問

嘉瀬川の土手にバイクで上がる満男。

長崎本線の列車が走る。 

 

バルーンさが駅は、「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」開催時の臨時駅のようだ。

本編では、工事中なので調べるとみると、開業は1989年11月。第42作の公開はこの年の年末なのでロケは秋。ロケは駅の開業目前の頃に行われたことが分かった。

 

佐賀県佐賀市嘉瀬町大字荻野

2016年7月訪問

 

スピードを落としてバイクで土手を走る満男。

空を見上げている。

 

バルーンさが駅から下がったあたり。

 

 

 

熱気球が空を飛んでいる。

その様子を見ている満男。

 

遠くに見えている橋は、嘉瀬川にかかる嘉瀬橋。

 

この後、満男は画面左側の方向に行くが、実は泉が暮らす家とは逆方向。

佐賀県 小城市

悪戦苦闘の行程の末、満男がついに泉のもとへ到着する。

 

国道34号線佐賀バイパスから三日月町堀江に入っていく土手の道。

嘉瀬川ではなく、土手の左側に流れるのは祇園川。

佐賀ではあまりの暑さにちびとらも休憩しながらなので画面に映っていないことが多いです。

 

佐賀県小城市三日月町堀江

2011年8月訪問

満男が鳥居の脇で泉が暮らす家を尋ねる。

 

上の場所からそのままの流れで道を下ったところにある山王神社。訪問した際にはひっそりとしていて静かだった。

 

おじさんライダーに襲われかけて関門海峡まで逃げた満男だが佐賀に戻ってからは、ほぼまっしぐらに目的にむかっている。

 

佐賀県小城市三日月町堀江

2011年8月訪問

 

満男が泉が暮らす家に到着する。

 

山王神社から満男が走った方向に進みさらに一度左折した場所。

 

右側の生け垣のところに満男がバイクを停めた。右側の建物は白壁から変わっていた。

一帯は、ロケ当時の雰囲気そのままだった。

 

佐賀県小城市三日月町堀江

2011年8月訪問

 

満男と泉が話をする家の門の前。

 

ここはたくさんのシーン、たくさんのカットが撮影されたのである程度の時間滞在したかったが、あまりの暑さでちびとらが限界だったため早々に退散した。

 

またいつか再訪したいと思っている。

 

佐賀県小城市三日月町堀江

2011年8月訪問

 

 

満男と泉が座っている後ろ姿。

ソングブックを渡す。

 

再び山王神社と泉が暮らす家の方角を土手の上から撮影。実際のカメラ位置はほんの少し右。

 

土手は草が生い茂っていて座るのはちょっと難しい状況だった。

 

佐賀県小城市三日月町堀江

2011年8月訪問

佐賀県 佐賀市

えびす旅館。

相部屋となって寅さんとばったり再会する。

 

焼き鳥武蔵、電柱の御厨医院の看板はそのままだ。このロケ地はそこから発見することができた。

 

左側の建物にえびす旅館の看板がかかっていた。

 

佐賀県佐賀市水ヶ江1-6付近

2011年8月訪問

 

翌朝のえびす旅館。

川では長靴を洗っているおばさん。

 

寅さんは相部屋になった人とドラマが展開するパターンがあるがついに満男ともという話。

 

 

このえびす旅館は寅さんがバイをしていた佐嘉神社からすぐそばで徒歩圏。

 

※訪問当時、えびす旅館の建物は残っていたが、現在は取り壊された。

佐賀県 小城市

寅さんと満男が泉が暮らす家に一晩泊まることになった後の夕方の風景。

 

ちびとらが立っている制限速度30キロの表示のあたりを自転車が走っていく。

 

山王神社から泉が暮らす家に行く途中にある。

左側(ちびとらと重なっている)に泉が暮らす家に入る路地の白壁だった建物がある。

 

佐賀県小城市三日月町堀江

2016年7月訪問

 

 

翌朝の風景。

川と遠くに鉄橋が見える風景。

 

右側に流れているのは祇園川と思われる。

遠くにバルーンさが駅のある鉄橋が見える。

満男が熱気球を見ていたのは鉄橋の向こう側。

 

佐賀県小城市三日月町金田

2016年7月訪問

翌朝の朝もやの風景。

 

泉が暮らす家に行く路地の入口あたり。

この周辺は水路が至る所にある。

奥の右側の家はロケ当時のままだ。

 

この水路が泉が暮らす家の裏庭にあるというシーンがこの後出てくるが実際にはなく、撮影トリックであった。

 

佐賀県小城市三日月町堀江

2016年7月訪問

佐賀県 白石町

 

泉が暮らすおじ、おばの家に泊まった寅さんと満男。

翌朝、水路脇でたたずむ寅さん。

 

実は家の玄関のシーンは小城市三日月町だが、この裏庭のシーンは全く別の場所でロケが行われた。白石町の民家が使用されている。許可をいただき中に入らせていただき撮影した。

 

佐賀県杵島郡白石町

2016年7月訪問

 

 

泉のおば・寿子が寅さんに「おはようございます」と声をかける。

 

助監督だった五十嵐さんの著作本にロケハンの様子が書かれているがその中の一つの邸がロケに選ばれていた。

 

こちらからは敷地内ではないので撮影可能。

 

佐賀県杵島郡白石町

2016年7月訪問

 

「あの綺麗なお嬢ちゃんはこれからずっと奥さんの手元で」

寿子と話をする寅さん。

 

右側にはトマトが生っていて、左側には鶏小屋があった。

 

佐賀県杵島郡白石町

2016年7月訪問

 

 

寿子が「私は自分の娘のように育てたいんですけど、そうもいかんでしょ」と答える。

 

ロケから27年、家は建て替わっていた。

石畳は当時の面影を残すが張り替えられた。

 

佐賀県杵島郡白石町

2016年7月訪問

 

 

 

「どうぞ寅と呼んでやってください」

 

この裏庭のシーンの前に、満男とトイレですれ違った泉の叔父とは対照的なゆったりとしたシーン。

 

三日月町にも水路は多数あるが、これだけ大きな水路は少ないし、三日月町のロケで使われた家の裏庭には水路はない。

 

このトリックは2012年に寅友たちの手で見破り、ようやく訪問することができた。

 

 

「こういう静かな土地へ来ますとゆっくり腰を据えてゆっくり暮らしてみたいとしみじみ思います」

「慰めてもらいよっとですね、私は」と寿子。

そこへ叔父の寿子を呼び出す声。

 

満男シリーズのスタートとなった今作の寅さんのストーリーはこの短いやりとりで終わる。

 

 

佐賀県 吉野ケ里町

 

吉野ケ里遺跡のロング。

 

遺跡は発掘も進み、かつ整備されているので、だいぶ変わっている。

 

佐賀県神埼郡吉野ヶ里町田手

2016年7月訪問

 

郷土史会の人たちと見学する寅さん。

 

復元された住居から出てくる寅さん。

満男、泉と話をする。

東畑瀬

【参考】 満男と泉がバイクで渡る橋。

 

こちらの写真は、第42作のロケに関わった方による資料を撮影させていただいたものです。

 

この畑瀬橋をはじめ、満男と泉が訪れた東畑瀬集落は嘉瀬川ダムの建設により富士しゃくなげ湖に沈んでしまった。

 

ロケはダムに沈む町の子どもが山田監督に書いた手紙がきっかけになったというエピソードもある。

 

佐賀県 佐賀市

 

寅さんと郷土史会の人たちが宿泊する宿。

一同を乗せた車がやって来る。

 

古湯温泉。左側の駐車場の脇がすぐ玄関になっていたが現在は閉館となっている。

 

周辺の建物はだいぶ変わっていた。

 

佐賀県佐賀市富士町大字古湯874

2011年8月訪問

寅さんや郷土史会の人たちが泊まったこの宿は名前が出てこない。

 

ロケ当時、渥美さんやスタッフが宿泊した元湯温泉鶴霊泉は良く知られているがこの宿の隣である。

 

そして、実際にロケで使われ寅さんたちが泊まったこの宿の名前こそが「えびす屋」。

 

寅さんと満男が相部屋になった宿の名前はここから付けたと思われる。

 そして、渥美さんや山田監督をはじめキャスト、スタッフがロケの際に宿泊したのが、元湯温泉鶴霊泉旅館だ。

 

訪問した際、事前に予約をしてちびとらも宿泊させていただいた。

 

宿の方には、寅さんファンであることやロケ地を回っていることなど、特に何もお伝えしていなかったのだが、この後、大変嬉しいことが起こった! 詳しくは下記のリンク・ブログにて

「第42作ロケ 渥美さんが泊まった宿」

 

さくらに電話して、これから東京へ帰ることを伝える満男。

 

ローソンを手がかりに新発見して、佐賀、小城の再訪時に訪れた。

 

満男が電話しているのはローソンだが、訪問時には接骨院になっていた。

 

佐賀県佐賀市田代2丁目2−42

2016年7月訪問

 

東京へ向けて出発する満男。

 

ここは佐嘉神社や寅さんとばったり会ったえびす旅館から、まあまあ近い場所だ。

佐賀県 小城市

「早いとこ、この土地の言葉を覚えて、いい友だちをつくんな。よかか?」

泉に別れを告げに高校までやってきた寅さん。

 

小城高校の校門。

訪問当時は夏休み時期だったので少しだけ校門前で撮影。柵は塗り替えられていた。

泉はどうやって通学していたのだろうか?

徒歩だと1時間以上はかかる。

久保田駅から唐津線で通ったのだろうか。

 

佐賀県小城市小城町176

2011年8月訪問

佐賀県 小城駅

「そこにみんないるのか?」

柴又に電話する寅さん。

「どうしてここにお兄ちゃんいないの?」とさくら。

 

満男は大歓迎を受けて柴又に凱旋した一方で一人ぼっちの寅さん。

この電話のシーンは見るたびに胸を打つ。

シリーズが終わってしまうような気がしてしまうのだ。

 

佐賀県小城市三日月町久米

2011年8月訪問

 

駅員がいないことに気づきホームに出てきて電車を待つ寅さん。

 

ちびとらの横にあるプランターのあたりに寅さんが座って高校生(だろう)と話をする。

泉と同じ高校の生徒かな?

 

 

 

 

佐賀県 小城市

バイをする寅さん。

 

寅さんが易断のバイをしていたのが鳥居の左側でちょうどちびとらがいるあたり。

須賀神社の階段の途中だ。

 

寅さんは小城が気に入って正月にまた戻ってきた(?)。柴又に遊びに行っている泉とは会えないが…。

 

佐賀県小城市小城町松尾3594

2011年8月訪問

 

ポンシュウと話をする寅さん。

 

ポンシュウがレンタル杖をしていたのが鳥居の右側。

 

 

 

 

 

ラストシーン。

終のクレジット。

 

鳥居から社殿までの階段がかなり長い。

たくさんのエキストラさんが集まってくれたというエピソードを助監督だった五十嵐さんがどこかで書いていた記憶がある。

 

そのためにここからのヒキのサイズで全員を配置して映るようにしたそうだ。

 

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